Posted by under 心に残る思い出 on 3月 29 2011, 0 comments

これは私が小学生の時のお話です。

私は幼い頃から引っ込み思案な性格で、
あまり自己主張をする事がない、いわゆる地味な女の子。

そんな私は、クラスの男の子によく意地悪をされていました。
上靴を隠されたり、体操着が変な所にあったり…

相談できるような「仲良し」のお友達もおらず、
私はただそれに耐えるしか出来ませんでした。
しばらくして、私のクラスに転入生が来ることになりました。
転入生は男の子で、自己紹介を聞いているとスポーツが好きなよう。

クラス中のみんなが彼の周りに集まってお話をする事が増え、
私へのいじわるもいつしかなくなっていました。

しかし、彼が転校してきて何週間かが経った頃から、
また男の子達のいじわるが始まりました。

それも、前のように物を隠したりするのではなく、
私に直接悪口を言ってくるのです。
ある日の放課後、私が帰る準備をしていると、
男の子達が私に向かって「学校くんなよ!」
「ブス」と悪口を言い始めました。
最初は無視をしていたのですが、
流石に我慢の限界が来て、
泣きながら座り込んでしまった私。
それでも、収まる事はない悪口。
「もう嫌だ」と耳を塞ごうとした時
「お前らやめろよ!」と誰かが止めに入ってくれたのです。

ぎゅっと閉じていた目を開けると、
そこにはこの間転校してきた男の子が…。

場がしらけたようで、
悪口を言っていた男の子達はそそくさと帰って行きました。

「大丈夫?」と困ったような笑顔で笑う彼に、
私は精一杯の気持ちで「ありがとう…」と伝えました。
何故か胸のドキドキが収まらずにいた私ですが、
今思うと恋だったのかも知れません。

彼との出会いは、今も心に残る思い出となっています。

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